旭川市博物館 【2008.11.01】


もう2年前となるのだけれど、ちょうどリニューアルオープンの
初日に訪ねた。ここはとても楽しい博物館であった。

特に上川アイヌに的を絞った展示は地方ならでのカラーがあり
見ごたえ十分。ある地域に絞って観察することは、より深い理解に
つながるのかもしれないと感じさせられた。館内あちこちに置かれ
ているチラシも非常に充実した読み物で楽しませてくれた。



展示は鍛冶職人から始まる。
・・・鉄である。どのような道具を使っていたのかを明らかに
することは彼らの生活をよりリアルに感じさせてくれる気がする。



スケッチは”マキリ”のコレクションから。充実していてどれを
描こうか悩んだ。木製品故に複製または新規に作られたものが展示
されていることも少なくないアイヌの品、実に迫力が伝わってくる。
鍛冶職にはこのような道具を修理したりしたのだろうか。

刃物の形にはかなりの種類が存在しているようだ。北海道に製鉄を
した跡があるとも聞いたことはあるけれど、多くは海の向こうから
持ってこられたものなのだろう。上方へ向けて刃が伸びる形状、
ニブフとあるように北方由来のものなのだろう。









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