2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧
七飯町歴史館 かつての七飯は豊富な森林資源を利用し木こりや炭焼を生業と して雑穀、大豆、大根などの栽培を副業としいたらしい。後に 蝦夷の沿岸各地のアイヌとの交易地を結ぶ商人の往来、漁業に 従事する和人が増えるにつれ陸路の要所となっていったとい…
以前にも載せた北海道開拓記念館で初めて見た”つまみ付ナイフ”は 鮮烈だった。石器なんて原始人が使う粗野な道具だろうという認識を 覆すに十分な存在だった。精緻で巧み、しかも美しい。以来七飯に 興味を覚えて何時かはと考えていた。 実はこの冬に一度訪…
市立函館博物館では特別展のために1階の常設展示が取り払われていた。 この時期だからこそ訪ねる人もある。地域の博物館でその地域の情報を 得られないことは非常に残念なことだと思う。 「日本」という視点では”北海道”は一地域の特性があるだろう。 「北…
市立函館博物館にて催されていた縄文の至宝展を見てきた。 東北、北海道は道南の縄文遺跡より出土した遺物が展示されて いた。中空土偶をはじめたくさんの土偶の展示は驚きだった。 系統立てた分かり易い展示というよりは夏休み企画らしく、 どこかお祭りの…
南茅部の遺跡についてその特徴を簡単にまとめ私的にメモする。■大船遺跡 大船川左岸・縄文前期末から中期の大規模な集落跡。大型竪穴住居、 盛土遺構、食糧貯蔵用フラスコ状土坑、面積は約72,000平方メートル、 1,500軒以上の竪穴住居(展示館パネルでは100軒を…
昨年末に続き2度目の訪問となった大船遺跡、その展示館。発掘現場に再現 された竪穴式住居、茅葺仕様の新築が増えていた。新築がみられるなんて。 夕陽を浴びて神々しく、現実のものではないかのように在る。 現代の住まいは電気やガスなどのエネルギーを使…
今金にあるピリカ、国縫から内陸へ15分ほど走らせたところに 旧石器時代の石器製作場の遺跡が残されている。今は立派な展示 施設が備わり、その展示は素晴らしく充実したものとなっている。 写真はその発掘調査現場。緑の気持ちのよい草原だ。ここは過去に …
■植木蒼悦記念館 http://www.town.oshamambe.lg.jp/Sections/kyoikuiinkai/culture/03.htm 植木蒼悦さんとは水墨画を描かれていた画家らしい。トップライトのある ギャラりーに水墨画は清涼感もあり心地よく包まれる印象があった。 当初は馬など様々を描かれ…
長万部の平和祈念館前の彫刻広場、本郷新作「嵐の中の母子像」 その逞しくしっかりと子を抱える母の手が印象的だった。 この祈念館の前には彫刻の広場広がっている。こんな具合に。 国道からは離れた落ち着きと緑のある立地、広くはないけれど、 ふらりと散…
カニ飯を食べに立ち寄ったことはあるけれど、何時もは通過する街、 ただ興味ある施設があり、道南へキャンプへ向かう途中、ふらりと 立ち寄ってみることにした。本当に思いがけず長万部の街へ。 ■町民センター ■平和祈念館 ■植木蒼悦記念館 図書館、スポーツ…
GWに室蘭、伊達(北黄金貝塚、有珠モシリ)、洞爺(入江・高砂)を巡った。 このお盆は噴火湾制覇をもくろみ大船、長万部、函館を巡って来ることとなった。 本当は森にも寄りたかったのだけれどここの遺跡調査事務所はやはり見学出来ず。 しかしながらプラ…
初めてこの石器を見たときに感嘆した覚えがある。 巧みで精緻、整ったプロポーションに惹かれた。 石器とは尖ったものばかりかと思っていたのに、 平たい刃先と”つまみ付き”という特異な形態が 不思議だった。 ストラップでも付けオシャレをしていたのだろう…
GWに続きここも2度目の訪問となった。 あやしいながらも持ちこたえていた天候は大きく崩れ、 土砂降りと中での見学となる。 写真では確認出来ないけれど相当な土砂降り。 それもまた風情のある良い眺め。 この切り口、当時は石器で切り揃えたのだろうか?…
函館からの帰り、噴火湾を走る。入江・高砂貝塚を後にして直ぐ、 有珠に寄る。穏やかな噴火湾にあり天然の入江の奥にある有珠の 海は実に神秘的だ。吸い込まれそうになる。その有珠に面してある立派な森の中に一つの古いお寺がある。 善光寺。アイヌ人に初め…
函館からの帰路、噴火湾を走った際に春のゴールデンウィークに 眺めた遺跡などを少し巡ることが出来た。雲の具合もよく暖かな 陽気のもとで眺める光景も印象的だった。これは入江貝塚公園に再現されている竪穴式住居、その骨組み。 有珠山を背景として雄大な…
もう2年前となるのだけれど、ちょうどリニューアルオープンの 初日に訪ねた。ここはとても楽しい博物館であった。特に上川アイヌに的を絞った展示は地方ならでのカラーがあり 見ごたえ十分。ある地域に絞って観察することは、より深い理解に つながるのかも…
先月のこととなるのだけれど、土器づくり体験に続き、 北海道開拓記念館で催された石器つくり体験に参加してきた。 昨年に引き続き2度目となった今回も楽しい体験となった。どう石を割るのか?分かりはじめたころには石は粉々であり、 その中から良さそうな…
随分と間が空いてしまったのだけれど、札幌の開拓記念館で 催された土器づくり体験、その2回目です。この日は江別のセラミックアートセンターがその会場だった。 参加者は開拓記念館の体験者、地域の方々や子供たち等の他の グループに江別のプロフェッショ…