「木製桶」　北方民族資料館　【網走：2008.11.02】

年代を忘れてしまった。比較的新しいものかもしれない。
小ぶりの桶だったと記憶している。何やら細かな細工に
目を奪われてしばし見惚れて観察してしまった。

木の桶に骨製の装飾が施されている。特別な時に使う
ものだろうか？装飾が取れてしまいそうな気もするけれど、
意外としっかりしていて常用も出来そうに思われた。

桶の縁や持手には骨製の飾りが綺麗に埋め込まれている。
鉄製のピンで止めてあるようだ。ピッチは整い、それ自体が
デザインされているようだ。そして側面を泳いでいるのは、
海獣らしい。手、足と尾、頭の具合といいその特徴が見事に
捉えられていて実に可愛らしいものだった。