入江・高砂貝塚 【2010.05.05】 その他

入江・高砂貝塚のその他の発掘品の中から気になったものを少々。

     

ヒスイ製の勾玉(G4号墓) 縄文晩期
案外、本物の勾玉って見過ごしているかも。
三つに割れた具合といい仕事は素晴らしい。


     

環状土製品。スタンプ、ではないのか。
飾?手は通らない。一体何だろう?

     

これが何だったのか?思い出せない。
一見、土偶?かと思うのだけれど、頭部?の
目の位置を考えるとカメかもしれない。

     

石偶 縄文後期 高砂貝塚
土偶ならぬ石偶。人のようにも熊のようにも見える。

     

これは土偶、その発掘現場と照らして。

     

抉状耳飾 縄文時代 入江貝塚
先日の埋蔵文化財センターで見た福島町のものを
思い出す。珍しいと思っていたのだけれど意外と
多く発掘されているのだろうか?装飾具としては
極めて洗練されているように見える。それに技巧が
巧みだ。

     

ミニチュア石斧 縄文時代 入江貝塚
このサイズ、切るのなら石器、携帯ならつまみ付き。
これは穴が開いているのでヒモを通して携帯する、
新手の石器だろうか?ちょっと切るのに使うのか?

左の石器の下方、磨いていて、
調子乗ってたら傷ついた!って感じなのだろうか?
建築模型なんか作っている時にたまに切りすぎた!
っていう感じを思い出してしまった。

     

石刀。室蘭でも多く見かけたけれど、ここにもある。
この側面の加工跡を見ると恵庭の柏木遺跡の石棒を
思い出してしまう。単なる文様なのか、何かを数え刻んだのか?



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