長万部 その2 平和祈念館


長万部の平和祈念館前の彫刻広場、本郷新作「嵐の中の母子像」
その逞しくしっかりと子を抱える母の手が印象的だった。

    
この祈念館の前には彫刻の広場広がっている。こんな具合に。
国道からは離れた落ち着きと緑のある立地、広くはないけれど、
ふらりと散歩に来てはのんびり過ごしたくなる健やかな場所だ。


■平和祈記念館
http://www.town.oshamambe.lg.jp/Sections/kyoikuiinkai/culture/04.htm

道南では各地で円空仏と出会うことが出来た。七飯上ノ国江差・・・
そのうち整理してみたいと思う。ここにも一体が納められていた。
仏像に造詣が深いわけではないけれど、眺めるのは楽しく好きだ。


ここは街の開業医が収集されていた仏像、仏画の他、様々な美術工芸品、
及びどうやら建物もまでも寄贈されたものらしい。古いものも、外国のもの
など様々な表情の仏像が並ぶ。そのコレクションは均整が取れていている
様で飽きさせない。・・・適当に眺め足早に去ろうなどと思っていたのに
思いのほか楽しく時間を費やしてしまった。


写真を載せるのは躊躇われるのだけれど、あえて彼等を紹介したい。
駒苫「一番!」のポーズ。若しくは「イエ〜イ!」
ただし降ろした手も一番を作っているので何かしらの意味があるのだろう。
静寂に包まれる館内にあって彼等は一際賑やかに見えた。
  

後に僧の友人に聞くと、これは「天上天下唯我独尊」といい誕生仏なのだという。
「お釈迦様は生まれたすぐに、7歩歩き、右手は天を指し、左手は地を指し、
 「天上天下唯我独尊」といわれました。
 7歩歩いた意味は、「地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上」という六道輪廻の
 6つを一歩超えた処、つまり、仏さまになることを意味します。
 そして、「天上天下唯我独尊」の意味は、天にも地にもわれ一人、もっとも尊い
 存在です。という意味になりますが、これは仏様となり、智慧と慈悲を兼ね
 備えた仏さまだからこそ、いえる言葉でしょう。」











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