博物 道東MAP

今年は道東で設計の仕事に携わることになりそうだ。
夏まで、月に2、3度程通うことになるだろうと思う。


道南に通った際は噴火湾を主にあちこち巡ったっけ。
故郷を改めて眺める機会となりそうで楽しみだ。


自分は旅に出るときは必ず地図を作る。その大きさを
正しく把握したいからなのだと思う。地図は自分で描く。
自分で描くと、そのスケール感がよく理解できる。


道東の博物MAP。


道東は広い。広大すぎる。容易には巡ることは難しそうだ。
オホーツクと釧路+根室、十勝方面を網羅している。
町村の郷土資料館の類から主だった史跡を記している。
(名称、住所、電話番号、主な出土品などを記載)


主にオホーツクを巡ることになるのだと思う。


網走、女満別はここ数年で巡る機会があった。
眺めると興部、紋別辺りから常呂、網走、斜里と博物は
充実している。施設がどの程度なのかは少し不安を感じる
けれど、注目しているのは常呂のところ遺跡の森。


興部、紋別は遠方となるために迷うけれど、一度は訪ねたい。
オホーツク方面は察文の遺跡関係が多い印象を受ける。


もう一つは、やはり遠方となるけれど、斜里の朱円周堤墓。
根北峠を抜けて標津のカリカリウス遺跡までを巡る機会も
設けられたら良いのだけれど、これは微妙かな。


夏休みを利用してキャンプがてらとすれば出来るかな?


足早に通過できる場所もあるだろうけれど、以前訪ねた斜里の
博物館はかなり面白かった。スケッチを始めると数時間を過ごす
ことも在り得るので、臨機な旅がやはり望ましい。
道東は広く、距離があるので予定を詰め込むと消化できそうにない。


円空さんの菩薩が釧路、広尾で確認できるらしい。
これもちょっと気になる。その釧路は開発が進んでいるからか、
チャシや貝塚も含め様々に楽しめる場所のようだ。


是非とも訪ねたいのは北斗遺跡だ。太平洋側も充実している。
白糠、音別、浦幌、広尾と続く。浦幌には石刃鏃があるらしい。


石刃鏃、期待しているのは白滝だ。どの程度が訪ねて見学できるのか?
よく分からない。なんらかのツアーに入る必要があるのだろうか。
遠軽では埋蔵文化財センターが新設されるらしい。これも期待だ。


旧石器時代の遺跡もある十勝は帯広の博物館が期待できるのだろうか。


こう眺めると、史跡、遺跡類は確かに充実しているのだけれど、
実際に眺めようと考えると、道南もそうなのだけれど、標がない。
特に範囲の広い道東では一体的なつながりを想像できるのだけれど、
訪ねる場合は点と点を地道で気長に結ぶ旅になりそうだ。


網走、標津、釧路、十勝あたりに拠点となる案内施設があれば、
これら類稀なる資料を系統立てて実際に案内できるのではと思う。


今は札幌に住んでいるからなー、夏に5泊くらいを予定して
一気にオホーツクと根室+釧路方面を巡ってみようかな。


旧石器から石刃鏃文化を経て、縄文、擦文、オホーツク、アイヌ
楽しむことが出来そうだ。
と、地図を眺めて想像を巡らせている。